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こころの再生百人衆

芸能・文化分野の方々

やすみ りえさん

川柳作家


川柳作家。
恋をテーマに詠んだ作品が幅広い世代から人気。全国の子供達に句を詠む楽しさを伝える活動も。
句集「ハッピーエンドにさせてくれない神様ね」(新葉館)ほか。

やすみ りえさんからのメッセージ

想いを届ける川柳

私は、川柳を詠むことでメッセージを送りたいと思っています。

私の活動のひとつで、文化庁国語課の「言葉について考える体験事業」の講師をしていますが、毎年全国各地をまわっています。小中学生に句を詠む楽しさを伝えたり、言葉に触れて思いを表現する練習をしようというワークショップを開きます。

私の場合、ただ作り方を教えるのではなくて、子どもたちやその親御さん、おじいちゃんおばあちゃんにも参加していただき、その日その場で思ったことを五七五にしてみるんです。身近な人たちと作っていると、普段、見ることのできない一面に気づきます。そして、最後には、全員の作品を名前を伏せて発表するんです。一人一句ずつ、気に入った作品を選びます。偶然、親御さんが自分の子どもさんの作品を選んだり、子どもが先生の句を選んでみたり。皆、選ばれるととてもうれしいし、句を通して親近感が湧いてきたりするんですね。ただ、句を詠むだけでなく、川柳を通して「ふれあい」の輪が広がるようです。

川柳は、とても気軽で、自分を表現しやすい文芸です。特別な道具も必要なく、紙と鉛筆さえあれば、どこでもできますよね。電車に乗り遅れてしまっても、次の電車が来るまでの間、「川柳でも考えて待とうかな」と時間を有意義に使えます。

例えば、「あいさつ」について議論しましょうと言われると、気後れしてしまうかもしれないけれど、「あいさつ」という題で川柳を詠みましょうと言われたら、ただ、五七五を上手に作るだけでなく「普段からあいさつしてるかな」って自分を振り返ることができます。それに、子どもたちは「自分の言葉で表現しましょう」「意見を言いましょう」と言われても、どう伝えていいかわからない。でも川柳にしてみましょうと言うと、テーマと自然に向き合ってくれるんです。日常の様々な場面で、川柳を役に立ててもらえるとうれしいなあと思いますね。

スポーツでも勉強でも、何か好きなことに一生懸命打ち込んでいる姿はとてもキラキラしていて素敵だと思います。だから、子どもたちには、好きなことをどんどんやって、自分ならではの感性を大切にした生き方をしてほしいと思います。それから、難しいことかもしれないけれど、少々のことでくよくよしない、いい意味での大らかさや、しなやかさを持って、この世に一人しかいない自分を大事にしてほしいと思っています。

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