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こころの再生百人衆

芸能・文化分野の方々

irikawa

故 入川 保則さん

俳優


昭和14年生まれ。
昭和31年に神戸の新劇団道化座の研究所に入り、昭和33年からテレビドラマをはじめとして、映画にも出演する。
以後、テレビ、映画、舞台など出演多数。
近年では、平成19年NHK連続テレビ小説「夢・たこなんきん」や日本香堂巡業公座「夫婦善哉」、新歌舞伎座「小林旭公演無法松の一生」への出演など多方面で活躍。
また、ラジオ大阪「おはよういい朝 入川保則です」のパーソナリティを努める傍ら、人権問題、教育問題での講演活動も多数行っている。
※ 平成23年12月24日に亡くなられました。
(御冥福をお祈りします。)

故 入川 保則さんからのメッセージ

「ルールを守れば人生は楽しい」

7つのアクションにある「ええもんはええとはっきりほめよう」というのは、すごくいいですね。「ほめる」というのは「しかる」よりももっと効くんです。「ほめよう」というのは一見楽そうだけど非常に難しいんですよ。いいものを認めてあげるということ自体が出来そうでなかなか出来ないことだと思います。それと、「ほめる」とは言っても、「ほめ殺し」にならないようにしなくちゃならない。だから、「おべんちゃら」では困るんです。「ほめる」の裏側にはいつもそれがはずれたときには「お叱り」があるよと教えてあげないといけない。だから、ほめられたことを維持していかなきゃならないということを分からせながら、ほめることで気持ちよくさせるという教育方法がこれからは必要なんじゃないかなと思う。

吉本隆明さんが書いておられるんだけど、今はモラルが変動している。大人はよく子どものことをとやかく言うけれど、僕は子どもじゃなくて今のいわゆる指導していく立場の大人の方が、よく迷っておられるんじゃないかと思う。例えば、知らない間に何千メートルかの高地に連れていかれて呼吸困難になったときは、人はその中でも酸素を吸って生き永らえるような肺に変革していかないといけない。(精神的なものの比喩ですが。)今そういう時期なんですよ。だから、大人も子どもも一緒になって今の時代に適応していかないといけない。誰がいいとか悪いとかじゃなしに、科学的なものからすると精神的なものが追いついていないんだと、そのことをみんなが自覚しないといけない時代になってきたんじゃないか。「こころの再生」もそういうところを喚起させるような運動をやっていただきたいなと思います。一人ひとりが一日のうちの何秒間か考えてくれただけで、大変大きな前進につながるような気がするんですよね。

それと、誰しも基本的に生まれてから死ぬまでの間、自分ひとりじゃないんだということだけはいつも頭に入れておいてほしいと思いますね。ロビンソンクルーソーじゃないんだから、ひとりじゃないんだと。トイレひとつとっても、自分が水道代払ってるからそれでいいんだと思いなさんなと。社会という大きな組織の中で、みんなが生きているのであって、そうなると必ず責任というものが生じる。それは家の中にもあるわけで、「何時には帰ってきなさい」とかいうのも、規則とかではなしに、親を心配させないとかそういうことがあるんですね。そういうことを守らないと必然的に生きていけないんだという責任感。それを子供のころから教えるのが一番大事だと思うんです。

人生は楽しいんだよ。ただ守らないとならないことはあるんだと。社会で生きるためのルールがあるんだ、ひとりじゃないんだと。人の生命を傷つけるとかそんなことは一切いけないし、人を傷つけるということは自分を傷つけることに等しいんだということをきちんと教えていく、そんなことが必要だと思うんですね。そのことを小さいときから覚えることが真に人生を楽しく生きる一番の方法ではないかなと思います。

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