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岡本 依子さん

テコンドー五輪メダリスト


大阪府出身。中学から空手を始め、早稲田大学3年時に 米オレゴン大に留学、 テコンドーを初める。 単身韓国にも渡り実力を磨き、日本を代表する 選手となる。 1994年、96年 アジア選手権2位 1998年 アジア大会3位 2000年 シドニー五輪女子67キロ級銅メダル 2002年 ワールドカップ2位 2004年 アテネ五輪出場 2008年 北京五輪出場

岡本 依子さんからのメッセージ

弱い立場にある人々に思いやりのこころを

子どものことを、かわいいと思う気持ちは、人や動物が本来持っている心です。そういう無条件にかわいいと思う気持ちがあれば、子どものことを真剣にしかれるし、良いことをしたら心からほめられるし、会話にユーモアも出てくる。それから、自分の子どもでなくても、声をかけられると思います。

私は、大阪の工業団地のような街で育ちましたが、近所のみなさんが、誰もが互いのことを良く知っていて、親同士が仲が良いので、子どもたちも仲が良く、いつも一緒に遊んでいました。近所のおじさん、おばさんもとても親切で、子どもの全てを受け入れてくれていました。私のこともよく知っているので、悪いことをしてもその理由をわかってくれるし、自分の子どもも、よその子どもも同じように接してくれましたね。

互いが信頼しあえる社会は、安心感や安らぎがあるものです。私自身は街全体で育ててもらったような気がしますし、こうした暖かい人たちに囲まれて育ったことを、とてもラッキーな子ども時代だったと感謝しています。

中学校からは、四天王寺学園の特別英数コースに進学し、いわゆる進学クラスですが、夏休みも補習に行くなど、猛烈に勉強した思い出があります。でも無理やり勉強をさせられている感じではなく、自分自身、勉強することを楽しんでいたようなところもありました。

一方、スポーツは空手を小さいときから近所で習っていましたが、高校からは正道会館で習うようになりました。あの頃、受験勉強も本当にたいへんでしたが、空手を通じて、肉体的にも精神的にもすごく鍛えられました。また、通っていた高校が仏教の精神が流れていましたので、もちろん競争はありますが、その中でお釈迦様の教えなどを学び、勉強一本やりでなく、たいへんバランスのとれた高校・青春時代を過ごすことができたと、今あらためて思っています。

現在、社会の中では、様々な問題がありますが、いちばん最初に考えてあげないといけないのは、いちばん弱い立場のことだと思います。最も弱い人のことを最初に考えていくと、その人の助けにもなるし、結局は自分が幸せに生きていくことに繋がっていくものです。

だから、弱い立場の人をもっと積極的に助けていくという姿勢が社会にあることを、大人が子どもに見せて教えてあげないといけないと思います。大人が自ら実行していえば、子どもは自然と弱い人を助けるようになり、互いを思いやることができる人になると思います。

例えば、高齢者は健康な若い人に比べて肉体的に弱い立場にありますが、大人が人生の先輩である高齢者を大切にしている社会であれば、子どもたちも高齢者を敬い、やさしく接するようになります。また、障害者の方がいらっしゃって、その方を第一優先に考える視点を社会が持っていたら、子どももそうなるだろうと思います。

社会全体が、積極的に弱い立場にある人にスポットライトを当てていくことが、「こころの再生」府民運動の7つのアクションにつながっていくのではないでしょうか。

子どもたちには、自分の夢を持ちながら、勉強もスポーツもいろんなことにチャレンジして一生懸命がんばってほしい。その過程の中で、競争は自分自身との戦いであることを知り、どんなことにもへこたれない強い人間になってほしいと思います。それとともに、身近にいるいちばん困っている人や、弱い人のことを、自分のことと思って助けてあげられるやさしい人に育ってほしいと思います。

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