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こころの再生百人衆

スポーツ分野の方々

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大林 素子さん

(元全日本女子バレーボール代表)


1967年6月15日東京都小平市生まれ。
八王子実践高等学校卒業後、1986年日立に入社。
1988年ソウル五輪、1992年バルセロナ五輪に出場。
1995年にイタリアセリエA・アンコーナに所属、日本人初のプロ選手となる。
1996年アトランタ五輪出場後、1997年に引退。
日本スポーツマスターズ委員会シンボルメンバー、日本スポーツ少年団委員、VAS(バレーボールアドバイザリースタッフ)、JVA(日本バレーボール協会)テクニカル委員としても活躍中

大林 素子さんからのメッセージ

『感謝の気持ち』

バレーボールでいうと、試合に出るのはそれぞれの選手なんですが、それまでにコーチをはじめ親や友だちそれにファンの方々など、色んな人たちの力があってはじめて出られるわけで、この人たちの代表っていう意識で戦っているんですね。苦しいときにファンの人から「頑張れ!」っていう声援があると励まされますし、試合に出るたびに周りの人のサポートとかをすごく感じるんです。また、試合をする体育館についても、「誰がネットを張ってくれたの?」「誰が会場を作ってくれたの?」って考えるといろんな人たちのおかげで立たせてもらってるんだなっていう感謝の気持ちを持ちますし、そんな思いっていうのは団体スポーツではすごくありますね。

私はアタッカーだったので、いちばん最後にボールを打つというポジションだったんですけど、前の人のトスが悪かったら当然打てないわけで、みんなの心で繋がってくるボールが最後に私のところに来るんですよ。自分が打つんだけど自分だけのものではないと意識するようになると、本当にみんなに支えられてるんだって思えるようになりますね。

スポーツで一番大事なのは「あいさつ」とか「感謝の気持ち」とかってよく言われますが、実際にスポーツをやってる子は結構当たり前にそういうことを教育されるので、その辺がわりと身に付いてると思うんです。だけど、逆にスポーツをやってない子っていうのは、そういう教育を受ける場が少ないように思います。例えばスポーツでも音楽でも何かひとつそういう場があるといいんですけど、学校だけで何の関心なく、ただ何となくっていう子の方が、そういう機会が少ない分大変だなと思いますね。

よく講演会とかイベントとかで小学校、中学校に行くんですけど、私たちが小さい頃は大きくなったら何になりたいとか、そういうのをどんどん言ってたように思うんですが、今は講演会でマイクを向けて授業をやっても、子どもたちからそういうアクションが返ってこないんです。夢がなくなったのか、それともそういうのが出せなくなったのか。そういうところはすごく淋しいなあと思います。何かを言うことが恥ずかしいとか、その他大勢にしておく方が目立たないからいいとか、そういう時代なんでしょうか。

私は身長が特別高かったので、バレーボールにはまりましたけど、子どもたちの「自分探し」的なものを、本当に一人で見つけるのは大変なんです。周りの大人がどのようにその機会を与えてあげるかっていう、アクションが必要だと思います。だから私もバレーボールを通じてできるだけそういう機会を提供する活動を続けていきたいと思っていますし、それが使命なのかなと思いますね。やっぱり子どもたちに夢を持たせてあげられるような時代にしたいですね。

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