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こころの再生百人衆

スポーツ分野の方々

nishimura

西村 了さん

プロボウラー


1969年、広島県生まれ
高校3年生の時、沖縄国体のリハーサル大会に出場し、プロをめざすようになった。
1889年プロ入りの28期生。
2003年11月27日東京ドームボウリングセンターにて開催された 全日本プロボウリング選手権大会予選にて、史上初の3ゲーム連続パーフェクトを達成した。
同年の報知プロスポーツ大賞特別賞を受賞。
2006年には栃木オープンで見事優勝を飾った。

西村 了さんからのメッセージ

ボウリングの極意
それは~「細かく」狙って、「大ざっぱ」に投げること~

僕は、10数年前にボウリングのジュニアクラブを創設しました。それ以来ずっとクラブの指導を続けていますが、この10数年で、子どもや子どもを取り巻く状況は大きく変わりましたね。

まずは、子ども自身の変化。
以前は、子どもたちは、苦しいことを覚悟してジュニアクラブにやって来ました。どんなに苦しくても、それを乗り越えて行こうという意気込みがありました。その頃は、子どもたちに「夢」を語ることが出来ました。だけど、今は少し違ってきているように思います。インターネットが普及し、誰もが、いとも簡単に、自分に都合のいい情報を得られるようになったせいでしょうか。子どもたちは、厳しい現実は後回しにして、大人の成功例の情報だけをインプットしてやってくるようになりました。だから、僕は今は安易に「夢」という言葉を使わないようにしています。「夢」を持つのはとても大切なことだけど、その実現には必ず血のにじむような努力を伴うものだから。

次に保護者の意識の変化。
最近、家庭での教育力が明らかに低下してきているように感じています。中には、家で子どもに「もっと勉強しろ」とか「親の言うことを聞け」とか注意できないので、それを全部僕の口から言わせる保護者の方もおられます。僕も、一人や二人になら協力も出来ますけど、やはり家庭では保護者がしっかりと子どもと向き合ってもらわないといけませんね。

僕は、ジュニアクラブの子どもたちに、挨拶をするよう厳しく指導しています。実はうちのクラブでは、挨拶しないと除名になるんです。それで、最初は皆、除名されるのが嫌で必死で挨拶をします。ところがおもしろいもので、挨拶をすると、自ずと人とのつながりが出来てきます。ボウリング場には場所柄、大人が多いのですが、例えばうちの大山由香里プロは、子どもから挨拶を受けると、単に挨拶を返すだけでなく、必ずそのあとに、「学校はどうだった?」とか「昨日は何のテレビ見たん?」という話題をくっつける。すると、子どもは次の日も話題の続きをしたいので、進んで挨拶をするようになります。そこから、お互いのつながりが生まれてくるわけです。そういう意味で、挨拶を受ける側の意識もとても重要ですね。

僕は、ボウリングの極意は、「細かく狙って、大ざっぱに投げること」だと思っています。意外かもしれませんが、ボウリングはピンを狙って投げるのではなく、レーンに塗られている「オイルを読んで」投げるのです。あらゆる要因を加味してオイルを読み切り、その上で大胆に投げるのです。 それが結果に結びつきます。子どもの指導も全く同じ。何か行動しようとする時には、ちゃんと細かく考える。そして、こうだと決めたら、自己責任のもと、とことん進む。これに尽きます。

最後に、皆さんに伝えます。
「細かく狙って、大ざっぱに投げる。」
この精神で、それぞれの立場での健闘を祈っています!

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