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こころの再生百人衆

アカデミック分野の方々

ishimaru

石丸 信明さん

建築家


1957年2月26日生(満50歳)
1979年3月 大阪大学工学部建築工学科卒業
1982年 安藤忠雄建築研究所入所
1992年 安藤忠雄建築研究所退所
1993年 ARK KOBE 設立
1998年 有限会社アークスコーベに改組
NPO法人エコデザインネットワーク理事(2002年~)
(社)日本建築家協会近畿支部会員(2003年~)
NPO法人 人・家・街 安全支援機構理事(2004年~)
社団法人 日本建築家協会登録建築家(2004年~)

石丸 信明さんからのメッセージ

「心を動かして、自分の感性で殻をうち破って!」

私は、設計の仕事をしています。クリエイティブな仕事なので、色々なことに気づき、心を動かすということが、とても大切なことだと考えています。そのトレーニングのひとつとして、日々の生活の中で、心を動かし出会ったシーンをスケッチし、毎日スケッチブログとして、ホームページ上にアップしています。

こうして心を動かして、感じていることを蓄積し、私自身の感性のストックを増やしたいと思っています。

ところが、心が動くということは意外と難しい事です。なぜかというと日常生活では、例えば「今日は、夕焼けがきれいだな。」などと考えることがなく、仕事や目の前に起こる事に没頭していますから。何かに心を動かし、感応するためには、努力、修練、さらにテクニックが必要です。簡単な方法としては、自然の中に身をおいてみることだと思います。例えば太平洋の波の音が聞こえるところへ行って、ドドーンと音を聞いているだけで、自分が一体何なのかと向きあえると思います。

子どもは、あるとき自我に目覚め、自立していきます。そうすると家族、学校、社会などの組織という概念が出てくるわけです。心が荒むのは、ひとつにはこうした組織の中で居場所が見つからないからではないかと思います。そこで、自分とは何だろうと原点をいつも感じておけば、うまくバランスをとって、冷静に対応できるのではないでしょうか。心を動かすと、自分自身に戻れることが多いのではないかと思います。

今の若い世代は、上手に自分というものが発露できないなあと感じます。「自分探し」などの言葉はよく耳にしますが、「自分はそこに存在しているじゃないか、どうして探すの?」と、私には不思議に思います。

試行錯誤を厭わず、いろんなことに出会って、ちょっと野球やってみようかとかラグビー面白そうだなど、心動いたことに対して素直に反応していったら、何か見つかるのではないでしょうか。

だから、大人は、子どもたちに「自分で心を動かしてみる」という機会を提供してみることが必要だと思いますね。社会や組織の論理を押し付けるのではなく、個人が自我を確立していこうという作業のいちばん柔らかい場所を作る配慮が必要です。子どもは子どもなりにちょっと違うなと思えば、また次のこと考えてみて、トライ&エラーを繰り返していく機会を作ってあげるといいのだと思います。

大きな構図で言うと、子どもの自我の確立と社会がせめぎあうのですが、それが解放されるのは子どもの心がグッと動いたところです。

とりわけ中学生や高校生の若い世代に対して、一番伝えたいことは、自分が見たり、感じたり、食べたり、聞いたり、何か五感に反応することに対してもっと貪欲になってほしい。自分の感性で殻を打ち破って、大きく羽ばたいてほしいと思います。

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