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こころの再生百人衆

NPO・その他分野の方々

柳瀬 真佐子さん

NPO法人関西こども文化協会 代表理事・事務局長


大阪南おやこ劇場活動の事務局に携さわり、子育て支援活動や子育てサークルを主宰、PTA、子ども会、家庭教育活動など地域の活動にも携わってきた。
1996年に関西こども文化協会を設立、1999年に法人格を取得。
現在も主任児童委員や学校評議委員、NPO法人ひらかた市民活動支援センター理事
NPO法人ストレスカウンセリング・センターのコーディネーター、京阪東ローズタウン共育ステーション「つくるところ」理事などを務める。

柳瀬 真佐子さんからのメッセージ

共育(ともいく=大人も子どもも共に育ちあう)の視点で

京都府京田辺市で京阪東ローズタウン共育ステーション「つくるところ」を運営しています。この施設は、今まさに子育て中のお母さん、お父さんのための講座の開設やリフレッシュ空間の提供、働いている親のための一時保育が活動の2本柱となっています。また、施設内にある「親子カフェ」には、人との関わりや出会いの機会が少ないと思われているニュータウンという地域性もあると思いますが、年間1,700名の方がお越しいただいていて、出会いの「場」の提供と、人との「つながり」をつくるお手伝いをしています。

「つくるところ」には、子どもとの関わり方について不安に感じておられる方も数多く来られます。現代社会は少子化ということもあり、身近に子育ての「モデル」となる人が比較的少ないと思います。そのため、どういう風に子育てをしていいか分からず、ついつい雑誌やインターネットで一方的な情報を見て、不安や焦りを感じ、生の情報を求めて来られる方が多いのではないでしょうか。たとえば、子どもの育ちについても、色んなところからの情報をもって「これでいい」「これはよくない」と自分の視点で判断してしまい、何でもないことでも悩みにしてしまう、そういうところが気になります。

相談の切り口として、一所懸命子育てについて聞いてこられるんだけど、それは子どものことではなく、実は自分自身が抱えている不安みたいなものなんですね。お母さんもお父さんも、不安の中で子育てをしている。だからもっともっと不安やしんどさについて誰かに相談したらいいんですが、人に助けを求めるのはいけないとか、自分が弱いからだとか、そんな風に思ってしまってなかなか素直に助けてとは言えないんですよね。

話は変わりますが、ワークライフバランスというと、よく一日のうち父親が家事に関わる時間を欧米諸国と比較して、日本はまだまだ少ないからもっと時間を作りましょうという話になるんですが、私は「時間」の問題だけではないように思います。当然、父親が子どもと関わる時間を確保することは大事ですが、子育てを主に妻がやっているのであれば、何かしら声をかける、あるいは子どもの話を聞いてみる。「たいへんやね」とか「お疲れさん」だけでもいいんです。また、出来るときには妻をリフレッシュさせてあげる、夫婦の関わり方、夫の視点をを少し見直すだけでも、不安や悩みも随分解決するんじゃないかなという気がしますね。

子育てというとどうしても乳幼児期の小さな世代の子どもたちを育てることのイメージが強いと思うんですよ。でも実際にはその時期に終わるものじゃなくて、そこから始まって学童期・思春期・青年期、その先に至るまで、親と子の関係ってずっと続いていくものだと思うんですね。そういう意味では、やはり親は子どもの一番身近な生き方の「モデル」だと思います。そして、できれば良いモデルでありたいと、みんなそう思って一所懸命やってる。

だからこそ自分やもしくは夫婦間だけで完結しないで、いろんな人と悩んでることや迷ってることを話し合いながら、親自身も変わっていけばいい。誰もがいきなり「親」になるわけで、迷い、考え、失敗をしながら、子どもにとって生きていくうえでの一つの「モデル」になっていく。成長していくことが大事だと思うので、親は子どもの成長だけを望むのではなくて、親自身も成長していくこと(共育)が大切だと思います。

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