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こころの再生百人衆

NPO・その他分野の方々

miyaguchi

宮口 智恵さん

特定非営利活動法人チャイルド・リソース・センター代表


NPO法人チャイルド・リソース・センター代表
-私たちの小さな組織が社会のリソースのひとつになることを目指しています-
・大阪府子ども家庭センター(児童相談所)、保健所でケースワーカーとして18年間勤務後退職。
・平成19年度、子どものリソース(可能性)を親や支援者と協力して引き出していくことを目指して、NPO法人チャイルド・リソース・センターを仲間と共に設立する。 
・子ども家庭センターや官民協同刑務所等において、親子をつなぐための親子プログラムや親の力を引き出す親教育プログラムを提供している。

宮口 智恵さんからのメッセージ

親は子どもの灯台、地域は子育て中の親の灯台です。
一人では子育てできない
私は、これまでソーシャルワーカーとして、子育てに困難を抱える親御さんに多く出会ってきました。その中で感じたことは、子育ては一人ではできない、そして、どの親も本当はいい親になりたいと思っているということです。
「子どもを叩く以外にどんな方法があるの?」、「赤ちゃんをどう育てていいのかわからない」、「親のイメージがわかない」など、わが子を前に立ち尽くす親御さんたちがいます。子どもが生まれて、親も0歳として誕生するのです。とても一人で子育てなんかできません。そんな中で誰かと繋がりながら「子育てもいいかも」と親たちが感じられたらいいなと思います。
親が、「何もできていない私」から、「子どもにとって、なんかたよりになる私」と、ちょっとの安心と自信を持って子育てできれば、子どもにも笑顔が増えていくのではないでしょうか。

子育てを支える地域の力
子育て中の親をサポートしてくれるのは、専門家より、むしろ地域の人々だと私は思います。
私自身も保育所のおかげで、子どもを育てることができました。そこで得た親仲間のつながりも、大切な宝物だと思っています。現在、子どもたちも、随分大きくなりましたが、今でもピンチのときは何かと相談にのってもらっています。
わが子が保育所時代、毎朝時間に追われて、子ども達を自転車に乗せて必死で走る私に、「おはよう。がんばってるね。オチビちゃんは元気?」と、必死で余裕ない顔をしていた私にいつも声をかけ続けてくれた自転車置き場のおじさんがいました。そのおじさんの一言ひとことで、明るい気持ちになれたことを今でも思い出します。

同じように、子育てに苦労している親御さんたちに、「これまでの自分を助けてくれたこと」について聞くと、小さい頃一人でお風呂屋さんに行って、全然知らないおばあちゃんが背中を洗ってくれて「あんた、えらいなあ」って言ってくれたこととか、いつも朝声をかけてくれる誰々さんとか、家族や友人以外の人との関わりを語られる方が多くいます。 声をかけてくれる、何気ないことですが「あなたを見ているよ」というメッセージの意味は大きいのだと思います。

このように、地域の人たちが親子を見守る灯台になれたらいいなというのが私の願いです。地域が問題を抱えたり、困っている親子に対して、知らん顔をしたり、「そんな子育ては、あかん!」と批判するのではなくて、「大変そうやなあ」「元気?」などのちょっとした声かけをする。笑顔を向ける。そんな小さな働きかけが親子を元気にします。親と子が、誰かと風通しの良い温かい交流を持つことで、親にも子どもに温かい気持ちが生まれます。
私たちも(チャイルド・リソース・センター)も子どもや家族を支援する人たちと共に、「親が子どものための灯台になる支援」をまずできる場所から始めていきます。そしていつか私たちもその「親子の灯台」のひとつになれればと願います。

(地域の力を盛り上げていくためにも、「こころの再生」府民運動のような啓発運動は、これからも大切にしてください。)

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