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こころの再生百人衆

経済分野の方々

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大谷 由里子さん

(有)志縁塾 代表 人材活性プロデューサー


1963年生まれ
京都ノートルダム女子大学卒業後、吉本興業(株)に入社。
故、横山やすしのマネージャーと務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売り出し注目を集める。
88年、結婚のため退社。
91年、企画会社プランニングオフィスSMSを設立
03年、(有)志縁塾を設立。現在、人材活性プロデューサーとして年間300を超える講演・研修をプロデュースする傍ら、地域活性や人材活性、企業活性の活動、執筆、新聞・テレビ・ラジオなどでも活躍中。

大谷 由里子さんからのメッセージ

ココロの元気を満タンに!

私は、27歳で企画会社を立ち上げて、ベンチャーの社長を10年やりました。その時に、一番悩んだのは、人材育成でした。そんな経験から、これからは「人づくり」と考え、研修の世界に入ったのです。6年前に設立した「研修会社の志縁塾」では、「志のある人を創る」「志のある人を縁でつなぐ」「志のある人をサポートする」という思いで活動しています。もっぱら「笑い」のある研修を通した「人磨き」が得意分野です。(笑)

社員を雇用するということは、人様の子どもさんを預かるのと同じですから、社員の健康状態から将来の夢まで、本当に様々なことを心配しました。しかし、結局のところは、本人が気づいて、本人がこう生きようと思わないと旨くいきません。その度に、社員教育の重要性を痛感しました。

当時、アメリカから入って来た「コーチング」という人材育成の理論を勉強する機会がありました。その時に気づいたのです。まず、スキルを身に付けるべきは、社長であった私自身だと。(笑)

日本では、昔から教育は教えることとされています。一方、アメリカでは本人に気づかせることが教育でした。日本のティーチは、最初に答えが用意されていて、それを教え込むことですが、コーチングは、相手に考えさせ、相手に答えを出させ、相手に戦略を練らせることなのです。今までの日本では、良い大学を出て、一流の会社に入ったら、豊かな暮らしが待っているなど、ある程度定番の答え(ゴール)があったので、ティーチで良かったのだと思います。現在、世界がこれほどグローバルになり、複雑多様に絡み合う問題が出てくると、ひとつの答えや解決方法では、役に立たなくなってきています。今の時代は、問題意識を持ち、仮説を立て、自ら解決策を考えられる人間を育てなければなりません。「感じて、興味を持って、動く人づくり」にこだわっているのは、こんな時代背景を感じたためです。

研修の仕事では、受講生の方々に、楽しく気づくこと、楽しく学ぶきっかけづくりをお手伝いすることを大切にしています。そのベースになるのが「ココロの元気」です。自分の心が元気でないと良いビジネスはできませんし、自分の心が元気でないのに本気で他人のことや、ましてや地域や国のことを考えられるはずもありません。人の心を元気にするために必要なのは、えらい人の話でもなければ、動機づけでもありません。「生きていることは楽しい」「生まれて良かった」「自分には限りない可能性があって、自信を持っていいんだ」と、自ら気づいてもらうことです。そして、「何か、動いてみようかな」と思ってもらうことです。

日本では、ここ何十年かの間に、経済や教育、環境など、あらゆる場面で、誰も責任をとらない社会を作ってきたような気がしています。最近は、そんな社会の変化に気づきはじめた人たちがたくさん出てきていると感じます。私は、研修という仕事柄、ビジネスマンや自営業、地方公務員、労働組合の組合員など、様々な職種の方々にお会いします。近頃は、職種を問わず、一人一人が目の前の出来事から逃げずに、世の中のいろんな問題を解決していこう、地域やこの国をもっと良くしていこうと、思い始めた人が多くなったと感じています。みんなにやる気を出してもらい、実際に動き出してもらうことは大切です。人のココロが元気であれば、今の日本、勉強もできるし、何でもチャレンジできるのです。

「こころの再生」府民運動では、あいさつの大切さを呼びかけていますが、職場研修等で、上司の方に「あいさつしていますか?」と聞くと、8割から9割の上司は「ちゃんと、している」と答えます。反対に、部下の方に、上司からあいさつをしてもらっているかと聞くと、「してもらっている」と答える部下は2~3割に満たないという面白い事例もあります。

その差は何かといえば、部下が「おはようございます」と言っても、上司はパソコンを見たまま返事をしていたりするため、部下にしてみれば返事をしてもらってないと感じるわけです。そんな時の動作として、パソコンの手を止めて「おはよう」っていう練習をしてもらうとか、相手の目を見てあいさつするなど、実際に練習をしてもらうこともあります。簡単なことのようでも、体験的に自分で気づかないと習慣にならないことも多いですね。

また、府民運動では、「感謝」「努力」「ルールやマナーを守る」など、日本人が昔から持っている大切なこころを見つめなおすことを呼びかけていますが、自分達のやったことは、自分達にかえってくるということに自分自身で気づいてもらうことも必要です。

みんなが、これで良いのかと気づき、ちょっとずつ力を出したら、全体として、大きなうねりとなって変わっていくと思います。ですから、具体的なきっかけづくりを行いながら、一人ひとりが腑に落ちるような呼びかけをすると、もっともっと良いことの連鎖が広まっていくと感じます。

私自身の肌感覚を交えた話になりましたが、人生を楽しく考えるキッカケになったら嬉しいです。

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