HOME » こころの再生百人衆 » 経済分野の方々 » 野村 正朗


こころの再生百人衆

経済分野の方々

野村 正朗さん

りそな銀行副会長


昭和27年3月29日生まれ。
昭和49年3月大阪大学基礎工学部卒業
昭和49年4月 大和銀行入行
平成3年1月大和銀行歌島橋支店長をはじめ、各支店長等を歴任
平成12年7月 大和銀行執行役員営業企画部長
平成14年3月 大和銀ホールディングス執行役員営業統括部長
平成15年5月 りそな銀行代表取締役頭取
平成19年6月 りそな信託銀行 取締役会長 (現職)
平成19年6月 りそな銀行 取締役副会長 (現職)

野村 正朗さんからのメッセージ

「子どもたちの心の成長のために」

りそな銀行では、子どもたちにお金の大切さや働くことの意味を勉強していただきたいと考え、「りそなキッズアカデミー」を小学校がお休みの期間等に実施しています。わが社の社員がボランティアで参加し、テキスト等も自分たちの手作りの企画です。

昨年は、参加してくださった子どもたちの前で多少あがりながら話をしていた若手社員が、2回目からは冗談も加えながら堂に入った姿でがんばってやっています。回を重ねるごとに、テキストも充実し、このイベントを通じて、社員自身も良い経験をし、成長できていると思います。

私には、成人した二人の娘がいますが、子育ては完全に妻任せでしたね。ただ、自分の子ども達の成長を通して言えることは、今は大人がもう少ししっかりしないといけない時代にきていると思います。

いじめや不登校をはじめ、現在の子どもが抱える問題を考えると、格差の広がりや競争社会の進展など、大人社会のベースに対して、子どもは大人以上に、敏感に感じているのではないでしょうか。

競争自体は、他人と競ってみて、はじめて自分の実力がわかることもありますし、もっとがんばろうと思えるはげみにもなりますから、一概に不要だとは思いません。

ただ、家庭を支えて子どもを育てるということは、人間として最も基本的で大切なことで、これらは他者と比較することではないと思います。人は、一人ひとり世の中で違う役割を持っていて、社会の構成員として生きているのです。しかし現在は、よそのお宅はとか、どこそこの子どもさんは、などと比較しても何にもならないことを比較してしまいがちですね。

親は他と比較するのではなく、自分の価値観をしっかりと持って子どもの育ちに向きあうことが大事だと思います。子どもたちが、基本的な生活習慣を学びながら、のびのびと個性を伸ばしていけるような環境を作ってあげることが必要ではないでしょうか。

我々大人は、子どもが自分で考え、自分で気付き、自分の力で行動できるようになるために、いろんな体験をさせたり、そのための環境を整えてあげることが必要だと思います。例えば海や山、里での自然体験は、自然の偉大さや生命の大切さを学び、体も鍛えられます。また、本を読み聞かせたり、音楽を一緒に楽しむことは情緒や心を育てることができます。

それから、子どもたちの心の豊かさの幅を広めることは、親や学校だけでなく、地域や社会全体の役割だと思います。様々な体験をしながら、子供たちは自分でハッと気付くないし、気付かない時は、なんでこうなってるのかなという疑問だけを、大人が投げかけてあげる。お金をかけなくても、できることがあると思います。子どもの成長を信じてあげてほしいですね。

昔は、子どもは近所のおばあちゃんとかにも怒られましたね。自分の子どもとわけへだてなく、しっかりと叱る大人が、近所や親せきにもいました。子どもを社会全体でしっかり育てていくには、おせっかいくらいがちょうどいいのかもしれません。

最近、喜ばしいことは、非常に個性的で素晴らしい若者が出てきていることです。例えば10代の若さで世界的にも有名なヴァイオリニストやアーティストなど、国境を越えて活躍する若い日本人が増えています。若い人の才能を伸ばしてあげて、どんどん開花できるような国になればいいと思いますね。

一人でも多くの子どもたちが、優しい心と幅広い知識を持ち、世界の人と互いに尊敬しあいながら、自己実現できるように育ってほしいと思っています。

こころのサポーター こころのパートナー メールマガジン登録はこちら 子どもファーストデイ 3つの朝運動 まいど子でも運動

トップページへ