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こころの再生百人衆

経済分野の方々

hisako

山崎 比紗子さん

ヒサコヤマサキネイルスクール学院長 株式会社ヒサコネイル代表取締役


1975年 美容会入り。タカラエステティックアカデミー、木下ユミメイクアップスクール他、各種美容スクールを卒業。
1980年 トータルビューティサロンを開店
1983年 アン山崎ネイルアカデミー卒業後、ネイル研修のため、ロサンゼルスにてキム・ライアンに師事。その後、カリフォルニア州ニューベリースクール入学。
1985年 西日本初のプロネイリスト養成専門学校を開設。多くのネイリストを送り出している。
2002年 全国商工会議所女性会主催「女性企業家大賞」グロース部門特別賞受賞
NPO法人日本ネイリスト協会理事、日本ネイリスト協会組織委員会委員長、JNAネイリスト技能試験・試験管主管、常任本部認定講師、日本エステティック協会西日本地区委員、日本ネイルセラピー研究会代表

山崎 比紗子さんからのメッセージ

「一番大切なことは、こころを育てること。」

私たちの子どもの頃は、お年寄りが子どもたちの面倒を見たり、共に遊んだりするのは当たり前の世界でしたね。ご近所の大人たちも自分の子や孫でなくても、遅くなると「早く帰りなさいよ。お母ちゃん、お父ちゃんが心配しているでしょ。」って言ってくださったものです。こういう地域全体の思いやりっていうのが少なくなっていますし、それに最近は気軽に他人に話しかけられなくなっていますが、それはとてもさみしいことですね。

いつの頃からか、私どもの学校でも、あまりお年寄りに触ったことがないと言う生徒が多くなりました。当校では、老人ホームのボランティア活動をしていますが、生徒は、最初どんな形で高齢者と向かい会っていいのかわからないって言うのです。でも実際に、手を握って爪を切ってあげたり、マッサージをしてあげたりしていると、お年寄りがポツポツと話をし始めて、それを聞いたり笑ったりして応えているうちに、施術が終わる頃には手を放さないくらい生徒の手をしっかりと握りしめてくれて「ありがとう!」って言ってくださる。「ああ、お年寄りって、こんな風に人の愛情とか癒しを求めているんだ。」って感動して、生徒達全員がボランンティアに行ってよかったって言うんですよ。

今の子どもたちは、人との触れ合いや、現実のいろんな体験学習が少ないですね。喧嘩をしたときにも、ここまでやったら痛いとか、ここまで打ちのめしちゃうと相手を傷つけちゃうかなっていう加減がわからないんですよ。だから、もっといろんな形で子どもたちが、高齢者や本当の意味の弱い立場の人たちとどんどん関わる場所を作って欲しいと思うし、また私たち大人が、そういう機会を持たせないといけないと思いますね。そうすることで、人へのいたわりだとか、優しさや思いやりなどが、子どもの中に自然に芽生えてくるんじゃないかと思うんです。

親が、子どもと触れ合うことなくコミュニケーションもとらないでいると、子どもの方からは話をしてくれないですね。幼児や小学校低学年の子どもでしたら、お母さんが爪切りをしてあげながら、語り合う時間をとったりすればそういうときに「お母さん、学校でこんなことあったよ。」「あっそう、すごいすごい!」とか、「お母さんも見たかった!」とか、親子の会話が自然にはずみますよね。また地域の人たちは出かけていく近所のお子さんにも肩をポンと叩いて「元気でいってらっしゃい!」っていう風な声かけとかができればいいですよね。昔の近所付き合いの良い点ですね。

それから、子どもが小さいときに親がどんな言葉をかけてきたかということが、大変重要だと思いますね。「頑張ろうね。」「あなたは良い子よ。」「できるよ。」とか「あなたは人に力を与えるエネルギーを持ってるね。」とか、何か良いところをどんどん褒めてあげると、その子が将来、フッと道を誤りそうになったときにその言葉に支えられて立ち直ったりするものです。だから、子どもを伸ばすには、体の触れ合いと同時に良い言葉を掛けることが本当に大切だと思いますね。

私は、大人も子どもも、未来に向かって夢や、目標をもつことが大切だと思います。何かにつまずいたときに立ち上がらせるのは目標なんです。目標の持ち方とか、目標を持つ習慣を教育の中に入れる必要がありますよね。親が最初は「何かしたいこと教えて。」って子どもに書かせて、「この中で一番したいことは何?」というふうに。「将来なりたいのはなに?」とか先導してあげるの。そうすることで、子どもは自分の目標を、自分の中に落とし込んでいくんですよね。

それから親が、楽しく生き生きと元気に生活している姿を、子どもに見せるっていうことも大事ですね。結局、親たち自身に夢がない、どんな生き方をしたらいいのか、自分の人生の目的がつかめてないと子どもだって夢が持てなくなっちゃいますよね。イチロー選手や松井選手が人気があるのは、彼らは一生懸命、最高の自分を目指して明確な目標を持っているでしょう。あの頑張りと達成していくときの力強さを見て子どもたちは拍手をしているんですよ。「あんな人になりたい。」って思うんですね。

私は教育において、一番大事なのは心を育てることではないかと思います。心を育てることと、「プラス思考をする習慣」をつけることも大切だと思うのです。プラス思考の子どもたちは自分の中で、自分で工夫しながら苦労しながらでもくじけず自己を確立していくのではないでしょうか。

私のネイル専門学校でも、技術を教えるだけでなく、生徒たちに目標を明確にもつこと、達成の喜びを知ること、それから達成するためには何が必要なのかを教えること、それから人の役に立つ人間性を作っていくこと、そういうところを大事な柱にしています。ネイリストにとって技術と人間性は車の両輪ですから。

まだまだ今の日本の子どもたちは、優れた伝統芸能や文化、芸術を持ち、それを育てる良い土壌のある日本の中で伸びる可能性をいっぱい持っています。ただ本当に素晴らしいものを見失っているだけですね。そういうものをもっと子どもたちに伝えていかないといけませんね。だから私たち、古きも新しきも知っている年代の者たちが、もっと力を合わせて日本の良いところを子どもたちに伝えていく、子どもたちも日本人に生まれてよかった、日本にいてよかったっていうことが自覚できるような場面を与えられて経験してくれたらいいなと思いますね。

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