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こころの再生百人衆

芸能・文化分野の方々

紅 萬子さん

女優


本名:薮本(やぶもと)満子(みつこ) 昭和28年生まれ
大阪市福島区生まれ、神戸松蔭短期大学卒。
18歳でタレント養成所入所、その後小劇場を経て、24歳で「劇団男と女」創立
解散後プロデュース集団を作り、現在「浪花人情紙風船団」の座長。
女優、演出、タレント養成所の講師、司会(カラオケ~結婚式まで)その他講演など。
●主な出演作
[NHK]
○朝の連続ドラマ(レギュラー): ぴあの、ほんまもん、てるてる家族、だんだん
○ダイヤモンドの恋、ライトウィンズ
[民放]
○サスペンスシリーズ、痛快エブリディ、大奥
○サンTV“金曜いきいきタイム”13年半レギュラー司会経験
[舞台]
○おのぶの嫁入り(南座)、女ひとり(松竹座)
● 趣 味
GOLFなど

紅 萬子さんからのメッセージ

大人はもっと本気になって伝えよう!

私は、26歳の時から、タレント養成所で講師として指導しています。また、数年前から母校の大阪府立港高校においても、ボランティアで社会人としての「常識」などについて教えています。私には、自分の子どもはおりませんが、養成所や母校で教えている生徒を自分の子どもだと思って、真剣に向き合っています。

生徒達が悪いことをして、注意しても直さなかったら、私は本気で怒ります。今の子どもたちは、最初は反発しますが、本音で付き合い、向き合うことで、最終的には心を開き、私が話すことも素直に聞いてくれます。

自分の高校生の時のことを思い出すと、青春真っ盛りで、友達にも会えるし、学校に行くこと自体が楽しくてしょうがなかったのですが、今の高校生に尋ねると、学校に行くことは、一番の楽しみではないと言う生徒もいます。学校以外にも、面白いことがたくさんあるからでしょうか。少し寂しい気がします。

私の子どものころは、「こころの再生」府民運動の7つのアクションにもある、「あかんもんはあかん」と、親や大人が子どもにはっきりしかっていました。他人の子どもにも、本気でしかる怖い近所の大人がたくさんおられました。親や大人には、決定権や威厳があり、特に父親の言うことは絶対であったようにも思います。

本当に、子どもの将来のことを考えるのであれば、子どもの悪いところは、しつこいぐらい、注意し怒ってあげないといけないと思います。最近は、親にも怒られたことがない子どもが多いと聞きますのでびっくりしています。

それから、今の子どもたちは、新しいことに対する刺激がなさすぎではないでしょうか。新しいことに対する発見の驚きや手に入れたときの喜びの感情が希薄であるように思います。それは、生まれたときから、家にはテレビやゲームなどの遊び道具が当然のようにあり、学校では教科書や勉強道具も用意されています。また、インターネットを通じて、情報が洪水のように溢れていて、苦労せずして、世界中のことを瞬時に知ることができる環境にあるからでしょうか。

私の子どものころは、義務教育の教科書も有料でしたから、お兄ちゃんのお下がりの教科書を使っている同級生もいましたよ。そういった意味で、今の日本の子ども達は、非常に恵まれているように思います。

だから、昔のように、欲しいものを手に入れるために、一所懸命がんばるとか、自分で工夫するとかをする必要がないのですね。でも、逆に、欲しかったものをやっと手に入れたうれしさや、自分で調べて勉強したり、工夫する楽しさ、あるいは近所の子ども同士が、遊びを通して仲良くなり、成長して幾つになっても互いが分かり合える「竹馬の友」を得るようなことは、少なくなっているのではないでしょうか。恵まれているように見えて、日本人が失ったものは多いように思います。

最近の若者を見ていますと、指向性がバラバラで、一人ひとり自意識が強すぎるように思います。短時間であっても集中できない子どもも多いですね。また、正しい言葉遣いをできない人が多いのは、言葉を職業としている女優として、とても残念に思います。

私は、教育の専門家ではありませんが、子ども一人ひとりの個性を尊重することと、学校や社会などの集団の中での義務や責任、役割をきちんと教えることは別のことだと思いますから、子どものときから、少なくとも学校の先生や目上の方には、きちんとした敬語や丁寧語で、話すことを教えることが必要だと思います。言葉遣いやあいさつ、食事のマナーなどは、家庭での教育が基本ではないでしょうか。

今、「こころの再生」府民運動で、提唱していることは賛成ですが、ただ、例えば「あいさつを大切にしましょう」だけでなく、「あいさつは、しなくてはいけません」とはっきり教えることも必要だと思います。

緩やかな呼びかけだけでなく、大人が本気になって伝えていく必要があるのではないでしょうか。将来の大阪を担う子どもたちを、忍耐強い人間に育てることは、我々大人の責任だと思うからです。

また、我々大人も魅力ある大人である必要があります。そうでないと、子どもは大人の言うことは聞きません。

私は、養成所や後輩の高校生に、いつも次の3つを注意してほしいと話します。

1 姿勢を正すこと
2 人にわかるようにしゃべること
3 正しい言葉遣いをすること

この少し努力したら誰にでもできる3つのことを、しっかり子どもたちに実行してほしいと思っています。そうすると、自ずと常識のある大人になれると信じていますからね。

子ども達のために、大人は正面向かって、子どもと真っ向勝負してほしいです。そして、子どもが良くできたら、こころの底から誉めてあげてくださいね。

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