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こころの再生百人衆

芸能・文化分野の方々

shikishima

敷島 鐵雄さん

大阪交響楽団 楽団長


一般社団法人 大阪交響楽団 代表理事・楽団長
昭和31年大阪市生まれ。
昭和50年大阪府立阿倍野高校卒業
昭和55年早稲田大学卒業
<趣味>
剣道(三段)、ゴルフ、社寺参拝、歴史研究
四国八十八ヶ所大先達

敷島 鐵雄さんからのメッセージ

「人生とは、やり直しはできないが、出直すことは今からでもできるものである」

私は、オーケストラの仕事以外に、ライフワークで四国遍路を53回結願しました。“権大先達”として、全国からお遍路に回られているたくさんの方々にお会いしますが、中には、大きな悩みや心に傷を持った方々もおられます。こうした活動をしていますと、「命はみんなつながっている。」ということを非常に強く感じます。

例えば、今日私がここにいるのは、父母や祖父母、曽祖父母から、そのずっと昔、江戸時代、室町や鎌倉、石器時代に至るまで、たとえ飢饉や戦争があっても、その時その時をちゃんと生きて子孫を残した祖先がいるから、自分が存在しているのです。

このことをきちんと理解し、認識することは、生命を大切にし、感謝する心、他人をいたわる行動に繋がっていくと思います。

昔は、おじいちゃんやおばあちゃんから、先祖の話を聞いたり、法事等でお坊さんが、お釈迦様の教えとともに、その家の歴史などを子どもの頭を撫でながら伝えてきました。しかし核家族ではそうした機会は減っていますので、保護者やまわりの大人が、子どもたちに話していく必要があると思います。子どもたちが、歴史の教科書で習うその時代にも、自分の命をつなげてくれた人が必ず存在しているということを、だから生命は自分だけのものでなく、大事にしなくてはいけないということを感じてくれると思うのです。

それから、最近、大人がよその子どもを叱る姿を、あまりみかけなくなりました。大人のほうが、子どもを注意すると何かトラブルが起こるのではないかと考えて、見て見ぬふりをしているように思います。でも、子育てやしつけはこの街に住む大人の責任だと思いますので、私は叱るんですよ。電車の中で「うるさい!」って言ったり、公園で危険なことをして遊んでいたら「危ない!」とかね。

私の子どものときは、近所の怖いおっちゃんにいっぱい叱られました。私は住吉区帝塚山で育ちましたが、少し郊外に出て田んぼの中で遊んでいたら叱られたり、たまたま花畑を歩いてたら、その花を盗ったと間違われ追いかけられたりね(笑)。全然知らないおじさんにも叱られたものです。

子どもが間違ったことをしたら大人がしっかりと叱る。このことは、日本だけでなく、世界中のどんな国でも、当たり前のことではないでしょうか。その街で育っている子どもたちをより良くするために、人間が培ってきたことだと思うのです。動物はそんなことしませんよね。救いなのは、大阪は今でも下町的で、近所のおっちゃん、おばちゃんがおせっかいな街でもあるので、こうした良いところをずっと守っていきたいと思います。

私も50数年間生きてきて、もう一度人生をやり直したいと思うことは多々ありますが、時計の針を戻すことはできません。人は失敗して、落ち込んだり、ときには心に傷を負うこともあるけれど、過去を後悔しても仕方ないことです。だから、ほんの少しだけ勇気を持って、出直しましょう。

人生とは、やり直すことはできませんが、出直すことは今からでもできるものです。

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