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「こころの再生」府民運動とは

「こころの再生」シンポジウム

パネルディスカッション「本気でやってきたんや!」内容


今まで「本気」で取り組んできたこと、そして「本気」の良さとはどんなことでしょうか?

岡本さん
本気でテコンドーをやっていると思います。本気になるということは、気持ちが良いこと。本気でやっているものを見ると感動するし、している方も気持ちが良いと思います。

高橋さん
本気でやってきたことが評価された時は一番気持ちが良いと思います。評価されたら、悩んでいたことも忘れてしまいます。

三阪さん
今までのラグビー人生を振り返って、本気でやってきたことを探しましたが、あまり思い当たりませんでした。逆に全部本気でやってきたからだろうと思います。今ここに座っている人たちはみな、競技に対する取り組み方や姿勢が良い結果を出してきているのではないでしょうか。

井村さん
コーチが本気にならないで、どうして選手が本気になれるでしょうか。本気でやって失敗したり負けたら、ショックです。確かにショックも大きいですが、立ち直りも早い。力のなさを認めて、しっかり打ちのめされて、自分の足りないことを補って、やり直せばよいだけです。しかし、子どもに干渉するのと、前に立つ人間が本気になるのは違う。一歩下がって、見守ってあげて、ここぞという時に助けてあげる忍耐が大切。

本気でやりたいけど、続かないという人も多いと思います。
どうしたら、本気でやり続けられるか、どういうふうに考えたら、続けられるのでしょうか?

岡本さん
トレーニングや練習の時に、きつくて音をあげそうになったのですが、コーチから「これが試合の時だったらどうする」と言われて気づきました。試合の時だったら、勝たないといけないと思うと、動かない体を自分で動さかないといけないと思いますし、不思議と動けます。

井村さん
私も選手には、「練習は試合の如し、試合は練習の如し」と言っています。動けない体が動くように、常識では考えられないような理屈を超えるものが人間にはあって、それを超えないと試合には勝てないのです。

高橋さん
練習をがむしゃらにしないと、試合で力は発揮できないと思います。自分がスケートをただ好きでやっていて、勝手に成績がついてきて、自分がやらないといけないという状況についていけなかった時期がありました。本当にやらなくてはならない、やりたいと思ったのは成績が落ちた時でした。

三阪さん
入院中にウィルチェアラグビーのビデオを見せてもらい、そのゲームに衝撃を受けて、すぐにやりたいと思いました。ですが、障害者スポーツに対する考えは甘かったと思います。実際にやってみると簡単でも楽でもありませんでした。それで、本当に上手くなりたい、本気でやりたいと思って、留学もさせてもらいました。一つのスポーツとして見られるようになりましたし、留学先のチームメイトの競技に取り組む姿勢に刺激されて、本気で取り組めるようになりました。

これまでは「本気」で取り組んできたことについてお伺いしましたが、逆に「本気になれなかった」ときもあったと思います。その時の自分を振り返って、どう感じますか?

三阪さん
負けに対して認めたくないときに「本気でなかったから」などと言い訳にしているように思います。その時を振り返ると、本気でなかった自分は恥ずかしい。でも、恥ずかしいと思うから次につなげていけるのだとも思います。

岡本さん
コーチと合わないなどの理由で気が散ってしかたがない時期がありました。そういう時に試合に負けてしまったりすると、雑念があって集中できないのをコーチのせいにしたりしていました。試合でコートに立つと本気になりますが、その時逆にそれまでに本気でなかったことを自覚してしまったりするのです。

高橋さん
本気になれなかった時期は、自分自身の評価と周りの評価のギャップが激しく、とても辛かったです。思い返すと、カッコだけつけていてやることをやっていなかった自分はとてもカッコ悪かったと思います。

井村さん
振り返ると時間の無駄遣いをしてしまったと思ってしまいます。

会場の人に、本気で取り組むことについてメッセージを送っていただけますか?

三阪さん
結果はどうあれ、本気でやれば後が清清しいと思います。取り組むものに大きい小さいもありません。何でも良いから一生懸命取り組めたら、結果がどうあれ自分の中に残るものがきっとあります。

高橋さん
本気でやれた時の充実感はとても気持ちが良いです。自分の弱さなどもわかりますし、それがまた次に繋がると思います。

岡本さん
私も一生懸命やろうと思います。みなさんも何かを一生懸命やってください。

井村さんは、懇話会の中でも「本気」という言葉を何度も言っておられました。
懇話会での話の中から総括してメッセージをいただけますか?

井村さん
今の世の中を見ていると、みんな不完全燃焼ではないか、何か違うと感じているのではないかと思っていました。でも、理屈なしということがあるはずです、言い訳も必要ありません。周囲もなにも気にせずやってみたら良いのです。必死で何かをしている時の顔が一番キレイです。なりふり構わずやってごらんなさい。そうしたら、自分って結構イケてると思えます。自分はダメと決めているのも自分です。自分のことをもう一度大切に思って欲しいと思います。大人に対して思うこと。自分にとって大切な子どもに無駄をしてほしくないと思う親が多いのです。そして子どものマネージャーになってしまいます。でもそれは子どもにとっては大きなお世話です。子どもに失敗させたくない気持ちがそうさせてしまうのでしょうが、それは余計なことです。先に子どもの芽を摘んでしまうような余計なことをしないで欲しいと思います。言い訳は要りませんから、本気でやってください。悲壮な顔をしてやっていても、それはカッコ良いのです。

スポーツ選手ですから、これからの抱負もお聞かせください

岡本さん
今日出演して、一生懸命自分の命を輝かせようと思いました。北京五輪を目指して一日一日がんばろうと思います。日本中にテコンドー道場を作って広めたいと思います。専門的に選手を育成するシステムが日本にないので韓国で練習していますが、将来的には日本でも育成できるようにしたいです。

高橋さん
来シーズンの世界選手権は東京で開催されますので、まずはその大会で金メダルを取れるように頑張りたいと思います。そしてバンクーバー五輪では、今回のトリノ五輪で悔しかった思いをバネに金メダルを目指したいです。

三阪さん
北京パラリンピックの出場権をかけた世界選手権が、今年ニュージーランドで開催されます。そこで結果を出さないと北京へ行けない勝負の年なので、がんばりたいと思います。最年少の主将なので、大変ですが、やりがいはあります。応援よろしくお願いします。

井村さん
日本代表コーチをアテネで終えて、自分のクラブという帰るところがありました。日本代表コーチの時は、自分のクラブについては放ったらかしでしたが、クラブとしてちゃんと試合に出て、ナショナルチームにも選手を送り込んでいました。それだけのレベルのコーチが居て、強いクラブで居てくれたことに感謝しています。しかし、1チーム8人だけを見るのに必死なコーチたちなので、今度は彼らを応援してあげることに力を注ごうとしています。今、とても有望なジュニア選手が居て、15歳でソロの日本代表になってしまいましたが、私はその選手に必死になるのではなくて、コーチもろとも育てようと思っています。日本のトップ選手が引退して、ロシアや世界が安心している間に選手を育て、いつかロシアを潰してやると思っています。

ありがとうございました。今日のお話を聞いて、会場の若い方には何か本気でやれることを見つけて欲しいと思います。そして大人たちは、本気でそれを応援してあげて欲しいと思います。

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